LogoRRR 26.9.0 は、26.8.0 で整えた大容量ファイル向けの基盤を、調査全体を支える機能へ広げました。追記中のファイルを監視し、複数ログの出来事を一つの時系列に並べ、時刻設定を支援し、テキスト検索と正規表現検索の該当箇所へ正確に移動できます。
Live Tail は勝手に表示位置を動かしません
「追跡」は増え続けるファイルを監視しますが、新着データと現在の閲覧位置を分けて扱います。「一時停止」は監視を続けたまま表示だけを止めます。「再開」は保留中の行を取り込みますが、末尾へ強制移動しません。「ライブ位置へ移動」を選んだときだけ最新行へ戻ります。末尾から離れてスクロールした場合、その位置はそのまま保たれます。
「ここから表示をクリア」は同じセッション内に新しい基準点を作ります。以前の行を表示対象から外しても、その後の追記は引き続き届きます。開いているログや切り離したログは、個別にもまとめても操作できます。追記、切り詰め、置換、ローテーション、削除、再作成が起きても、古い世代と新しい世代の内容を混同しません。
Live Tail の状態
追跡、一時停止、ライブ位置への移動



複数ログを一つの時系列に統合
「開いているログを統合」は、二つ以上のソースを時刻順に並べた専用の調査画面を作ります。各行にはソースと元の行番号が残り、結果が完全か一部だけかも明示されます。システム時計にずれがある場合は、ソースごとにミリ秒単位の補正を設定できます。元のファイルは変更されません。
テキストまたは正規表現で統合タイムラインを絞り込んでも、各ソースタブの検索状態には影響しません。ダブルクリックまたは Enter で元の正確な行へ戻れます。表示中の結果は、ソース名と元の行番号を含む CSV として書き出せます。
時刻形式の候補は確認してから採用
有効な時刻設定がない場合、アシスタントは空でない行を最大 200 行までバックグラウンドで調べます。最初の表示を遅らせず、設定を自動変更することもありません。十分に確かな候補が見つかると、列位置、Java の時刻パターン、確度、例を確認できます。手動設定が常に優先されます。
判定は端末内で決定的に行われます。ログデータを送信せず、AI モデルも利用しません。曖昧な例から無理に候補を作ることもありません。
テキストと正規表現を同じ検索経路で処理
検索カードで「テキスト」と「正規表現」を切り替えられます。テキストは従来どおり大文字小文字を区別せず、正規表現は区別します。正規表現エンジンは線形時間で処理できる方式です。件数、フィルター、色付き表示、ヒートマップ、ミニマップ、タイムライン、Live Tail、書き出しはどちらも同じ仕組みを使います。
無効または負荷が高すぎる式は入力欄のそばで説明されます。編集中の式を残したまま、最後に有効だった結果を維持します。「前の一致」「次の一致」は、同じ行に複数の一致がある場合も含め、該当する文字範囲そのものへ移動します。
大容量ファイルの検証結果を公開
26.9.0 の検証では、9,999,220,736 バイトの固定データと 256 MiB の Java ヒープを使用しました。macOS ARM64、Windows x64、Linux ARM64 のすべてで、先頭・中央・末尾への正確な移動、検索、タイムライン、キャンセル、全ファイル統合が公開手順を通過しています。対象範囲と制約は公開エビデンスの概要 をご覧ください。
読み込みと失敗の表示も明確になりました。見つからない、移動された、読めない、未対応、または権限のないパスには分かりやすいメッセージを表示し、保存済み検索はファイル処理エンジンの準備が整うまで待機します。
ライブデータに閲覧を邪魔されず、複数ソースを追跡可能な一つの時系列として確認し、時刻候補を自分で判断し、必要な一致箇所へ正確に移動できる。26.9.0 は、そのための落ち着いた調査環境を提供します。

